あれから一週間が経った。


父はいつ目を覚ましてもおかしくない状態に回復した。



そして今日、彼に私の過去を話す。



『ねぇ、亮?』

あれから毎日彼は病院に来てくれる。

本当に優しい人だ。


『何?』


『話があるの。
私たちの運命を分ける話。』


そう言って、彼を違う部屋に連れて行く。