土曜日の夜。

いよいよ明日か。

ドキドキするな。

隠し合いはもう無くなる。

そして電話が鳴った……―――


『はい。』

〔あ、菜月ちゃん?た、大変なの。お父さんが…〕

『…………。』


“お父さん”

その言葉を聞いた瞬間。

呼吸困難になった。



夜が明ける頃の出来事。

彼が私の家に来ようとしてた。