『い、いつか!

…ぃつか絶対話す。
だから!お願い。
手を離して。』

『あ、ごめん。』

その言葉と同時に

彼に抱きしめられた。


嗚呼、温かい。

さっきまでの不安は何処かに消え、

今は安心からか眠くなっている。


体を離され見つめられる。

お互いの瞳がお互いの姿を写す。

『俺、不安で。

菜月が他の男の子供を妊娠してるって勘違いして。

妬いちまった。

怖かったな。

本当にごめん。』

彼はその後も何度も謝ってくれた。

『私もごめんね。』

その言葉を言い終わると同時に唇を奪われた。