でもさ。

ホント、バレると思ってなかった。



『菜月。話しがあるんだ。』

『うん。』

『ここ座ってくれる。』



なんだろ。

何なの?

別れてとか?

嫌。

嫌だよ。

やっと見つけた私の居場所。

貴方だけなの。

重くたって、醜くたって関係ない。

私のすべては貴方。

貴方のすべては私。

『あのさ。菜月、俺に隠し事してない?』