いよいよ終盤。

焼く!

よしっ。上手く出来た。

『うわ。おいしそ。』

後ろから彼の声が聞こえたかと思った瞬間。


後ろから彼に抱きしめられた。


ドキドキ、ドキドキ胸が高鳴って

ハンバーグが焦げそうな事にも気づかず。

『ちょ、ちょ。り、亮?』

『ん?』

『離してもらっても構わないですか?』

『ふふ。いいよ。』

体が熱い。

これじゃあ、心臓がもたないよ…