『何作ってくれんの?』

『ハンバーグだよ。』

『ホントに?やった。』

ちょっと休憩をして、ハンバーグを作り始める。

なんか誰かの為に作るって緊張する。

でも楽しい。

なんかすごく視線を感じる。

『そんなに見ると恥ずかしいからさ…
あっちでテレビでも見ててよー。』

そう、彼はずっと私の隣でニコニコしながら見ている。

『いーから、気にするな。』

すごく甘い雰囲気。

でも、ハンバーグ。ハンバーグ。

『ダメ。あっちに。早く』

そういうと彼は渋々戻った。