《金城さん。金城 菜月さん。どうぞ。》


部屋の中は理由は分からないけど、落ち着く。

暖かい。

どこからか鳥のさえずりが聞こえる。


一通り話をして部屋を出た。

『ありがとうございました。』

《いえいえ。また来週。》


今日は雨だ。

ここに来た時には小雨だった雨が

今は強くなっている。

せっかく少しだけオシャレしてワンピース着て来たのに。

あ、お腹減った。

少し太ったかな。

彼に釣り合う女にならないと。