今日は軽い講習で終わった。


「菜月、今から遊びに行かない?」

『うん、いいね!』


私と晴美は大学の食堂でお昼を食べてから、自由が丘に行くことにした。

スイーツを堪能するために。



『私はAランチを食べるけど、晴美は?』

「うーん、私は…」


そう優柔不断の彼女が昼食を選んでいるとき、私は誰かに呼ばれた。


「あ、あの。金城さん。いいですか?」

『え、』



まただ。

一週間に一度はある。


恒例の告白タ~イム!!

みたいなのが。


どうせ、私の性格が好きなんじゃなくて、

顔、体、『金城菜月』って名前

をみんな好いている。


私の存在は何のために?