『……そうですか。はい。

出来る限り僕が彼女を支えます。


あの、お母さん。
スイスに来ませんか?』

彼も驚いているだろう。

顔が焦っている、でも淡々と次の言葉を話す。


嗚呼、私には彼が居た。

彼なら。

でも、未来の事はわからない。


でも今は、今だけは…

今だけは夢を見せて。


彼とずっと一緒に居る夢。