「お前泣くぐらい
乙女だったか?」

「最低ー。あははっ。」

あたしは涼介と

仲良く帰った。



ペアか………なんか

新鮮だなあー。

バレンタインデーも

ホワイトデーも

学校の日も普通の

デートの日もこの

リングはあたしたち

と一緒にいた。

そして中3になった

ときもリングは2人

の指についてた。

涼介の誕生日も。

でも………あの日

から2人の気持ちは

すれ違い、2人の

指からリングは消えた。