「涼介ーっ!」

可愛らしい女の子

が涼介の名前を呼び

ながら涼介のところに

走っていくのが

たまたま見えた。

「会いたかったの!
ここまで来ちゃった!」
その女の子は涼介

に抱きついてほっぺ

にキスまでしてた……

あたしはなんだか

さっきまでほかほか

してた気持ちが

一気にさめていくのが

わかった。

あたしの頭の中は

こんがらがってった。

「おー、奈々。久し
ぶりーっ。」

は?何で平気なの?

わけわかんないよ……

あー…もうやだ。

あたしはショックで

そのまま人影の少ない

ところに行った。

〜♪

「もしもし……」

「おい、お前どこに
いるんだよ?」

「バカ……」

あたしは勢いあまって

電話を切った。