「行くけどさー、
何であたしなの?」

あたしは家に帰る

準備をしながら

きいた。

「そりゃあ、茉衣が
すきだからじゃん。
てか、茉衣はどう
なのよ?」

んー……どうなの?

「どうもないよ。
てか、あたし涼介に
名前でよばれたこと
ないんだけど。」

「えー?家じゃ茉衣
って呼んでるよ?」

「茉衣かあ……
なんか意外。」

あたしがため息を

ついていると…

「由衣帰る?」

「うん!」

由衣と村田くんは

2人で帰った。