「お前の制服が
俺の学校と同じ
だったから、持って
くれば、返せる
と思ったんだよ!
しかも、同じ学年
だなんてなっ。」

「もう、茉衣は
1人で突っ走り
すぎなんだよー。」

あたしは申し訳

なくて謝罪した。

「すみませーん…」

「お兄ちゃんもさ
あたしに渡せば
良かったんじゃ
ないのー?」

「悪いな。」

お兄ちゃん………?

「は?」

「あたしね、双子
なんだ!顔とかは
全く似てないんだ
けどねー。」

あたしはびっくり

した。

「全然違うじゃん!
由衣は背が小さいのに
こいつ背が高いし
由衣は目黒いのに
こいつ目が青いー!」

「あたしは日本の血
が濃いから黒
なんだよ♪髪は、
あたしは茶色に染め
たんだ。地毛は黒
なんだよー?お兄
ちゃんはアメリカの
血が濃いいから。
背が小さいのは
知らないけどっ!!」

もうあたしは頭

の中がぐちゃぐちゃ。