ユウはちょっと涙ぐみながらうつむいて話をした。


ユウがふと、顔を上げると、ミサは笑いかけた。

『…』

その瞬間ミサは涙をボロボロ流しはじめ、ユウの手を握った。

ユウは安心した。

言葉じゃない、何か暖かいものを感じとった。


ユウにとってミサは大切な人になっていった。



中学三年になって、ユウはある決意をした。