【知ってるんじゃない…?
ほら…アイツもみると同じクラスやし…】



「えー。誰だろうー。」


アイツだったら…アイツだったらどうしよう。

〝アイツ"それは私の好きな人...。

私の好きな人も同じクラスにいる。

先輩と被ったらどうしよう。



【みるには教えちゃおうかなー。】


ドキッドキッと胸が鳴る。




【白川…】


ドキッと胸が鳴る。

〝白川(しらかわ)"
私の好きな人の苗字…。


【雄貴(ゆうき)くんなんだ・・】


白川雄貴(しらかわゆうき).

先輩が好きといってる男子…。

私の好きな人だった...。

同様して何を言えばいいのか分からない。



「そ…そうなんですか...。
白川くんいい人ですよ…。」


【みる分かってくれる?!
アイツの顔みると本間癒されるんだよねー。】



「そ…そうなんでうすか…。
いつから好きなんですか…?」


【去年の夏。
部活やってる姿見ててかっこいいなって思ったの。】


去年の夏…?

私のほうがもっと前から白川くんのこと好きだったよ…。


白川雄貴。
1年生の時も同じクラスで、一目ぼれしちゃった男子だった。



「白川くん…何部でしたっけ…?」



わざと聞いてみた。


本当はそんなことくらい知っている。


アイツは〝バスケ部"だった。



【バスケ部だったと思うよ!!】



知ってますよ。
そのくらい…。



「ば・・バスケ部なんですか。」