昔、通いなれた
近くのスーパーに行った。

祐介と初めてここに来たあの日
結局肉じゃが作れなかったっけ?


今日は
祐介とトビ二人のために
作ってあげよう!


私はいそいそと買い物を
済ませ、丁寧に鍋を洗って
肉を炒め始めた。


あの蜜月の頃に
いつもそうしていたように・・・

私の中で過去よりも
今を生きることを

祐介の歌が・・

浩太と舞子が・・

美紀の言葉が・・

そしてトビのお母さんの笑顔が
思い出させてくれた。