テーブルの上に
トビの写真があった。

祐介は一人この部屋で
どんな思いで
この写真を見ていたのだろう?

離れていても
同じ悲しさと刹那さを
私たちは味わっていたのかな?


冷蔵庫を開けると
ペットボトルしか
入っていなかった。

孤独がポッカリ穴を開けた。



必死で忘れようとした祐介への
愛しさが込み上げてくるのを
どうしようもなかった。


祐介がここに帰ってくる。
私は何をしたいんだろう・・・?


<そうだ・・!>