ドアを開けた。

そこには二人で
寄り添ったあの時のまま
祐介の懐かしい香りがした

壁のTシャツもそのまま・・


まるでそこは
時が止まった部屋。


大好きな祐介のベッド。

二人で揃えた小物や食器。

すべてがあの頃のままだった。

今は住んでいないはずなのに

「ちゃお、おかえり。」

と、言ってくれてる気がした


部屋の隅にギターがあった・・

よく祐介が弾いて歌ってくれた


愛し合った日々が
昨日のことのように脳裏に甦る。