私は放心状態で

頭が真っ白だった。


「・・・・・」


「もう、いいんじゃないの?
もうすぐ1年経つんだよ。
そんな泣いてばっかりいたら
トビも安心して
天国へいけないよ~!」


「トビは天国なんか
行ってないよ~
まだここにいるもん!」


「まったく、ちゃおは
相変わらずおこちゃまだね!」


みんなが笑った。


そして美紀が真剣な目で言った。


「祐介と会いなよ」