ステージを見ると

満場の喝采の中で

祐介が大きく手を広げ

深々とお辞儀をしていた


ライトに白く照らし出された

祐介の顔もまた・・・

涙で濡れていた。


祐介を・・・・

愛している・・・?


私は今も祐介を

愛しているのかな?

暗闇の螺旋階段を

二人で昇り・・・

そして

奈落の底へ一緒に落っこちた。


だからもう

二人で昇ることなんて

できっこない!


時は取り戻せない・・・