「美紀とはどうなの?」

私はこれまで

聞きたくても聞けなかった

一言を口にした。


「美紀は・・・

俺の気持ちを知ってる。

あの時、

これで最後にしようって

言ったから・・・

美紀はバカな女じゃないから

それを純に話しちまったら

どういうことになるか

ちゃんとわかってるさ。」


祐介はギターを

ポロンっと弾きだした。