祐介と二人で見る景色は

高校生の私にとっては
すべてが刺激的で

今までの孤独な世界から
二人で作る世界に・・・


たまに大学に連れて行って
もらった。

広いキャンパスに
森のような木々。


あと1年すれば
私の前にも広がる世界。


でも・・・

私には祐介のいない

世界なんか考えられなかった。

このまま時が過ぎないでほしい

祐介の腕の中で
何度もそう願った。


私は、祐介の魔力に
知らず知らずのうちに
狂っていたのかもしれない。