何が起こっているの?

私の中で壊れてゆく・・・

今まで貫き通してきたものや

プライドや羞恥心や

いろんなものが

溢れ出してきては吸い込まれ・・・



「茶織、僕がほしいの・・?

ちゃんと言って。」


私は両手で顔を隠しながら


「う・・・ん。

祐がほしい・・・」


メッシュの髪の間から

琥珀の瞳が真っ直ぐに

見つめてる。

吸い込まれてしまいそう・・・


「じゃあ、あげる・・・」


そして、私の両手を押さえて

蕩ける程の濃厚なキスをした。