「へぇ~あたし美佳達といるんだけど仁も来てくれない?」

「仁行きなよ?あたしなら一人で大丈夫だし…」


「ほらお姉さんも言ってるし行こう!!」


麗奈は仁の腕を引っ張った。

「美羚ちゃんごめんね?」


仁は麗奈に連れられて近くの公園に入った。

美羚は一人でぶらぶらとしながら家に帰った。

仁のいない家はガラリとしていて寂しい気持ちになった。


仁はただの弟…




美羚はふとさっき麗奈と仁が入っていった公園に向かった。


「仁~♪チュウしてよ☆」

麗奈は仁に腕をべったりと絡ませて言った。

「やだ…ってキスは好きな人としかしないの。」

麗奈は仁の前に立った。


美羚は木の陰に隠れた。


「それってあのおばさん?対して美人でもないし…ただ家に置いてくれてるだけでしょ?」


おばさんって言う年じゃないし!!


「だから何?」


へ…?

ちょっと待って…さっきのこと否定しないの?


「あたしのが仁のこと思ってるよ?」


麗奈は仁にキスをした。


見てしまった…


ってか仁に会わせる顔がない。

美羚は公園から去った。


美羚が家に着いてから数分して仁が帰宅した。