恋は傷つくこと…
だから、そう自分に言い聞かせた。
そんなときずっと側に居てくれたのは仁だった。
「美羚ちゃん♪今日は俺が料理作るから。」
最近のあたしは頷いたりしかしない。
そんなつまんないあたしを見捨てたりしないで仁はずっと側にいた。
神崎先輩は…あたしの憧れだったから、どうしても上手く立ち直れないんだ。
「仁…つまんないでしょ?友達とかと遊んできなよ。」
なんて言葉をかけると仁はあたしを抱きしめて
「いいじゃん。俺が側にいたくているんだし…」
仁には弟以上の感情はないんだけど…
失恋したあとだと凄く仁が優しく感じて…
「じゃあ美羚ちゃんのすきなビーフシチューね?」
仁はきっといい夫になるだろうな~
相手は……!!?
って想像してはいけない!!