「ちょっと~俺だけ仲間はずれかよ~
 3人で遊んでたの?ねぇ~
 どこ行ってたのさぁ~ねぇ~」


鏡夜はあからさまに顔をしかめた


「ねぇーねぇー煩いんだよ」


「ははっ鏡、言いすぎ」

困った顔で相馬が笑った


「何で誘ってくれないんだよ~」


「お前、どうせ部活だったろうが」


「・・・・・そうだけど声ぐらい
 掛けてくれてもいいじゃんかぁ~」


「あ~朔煩い・・・めんどくさい女みたいで
 ムカつく」


朔夜は纏わり付く朔を振り払った


「ギャッ鬼、鏡ちゃんのおに~」


「クスクスッ」


「あっ!!笑ってるけど・・・・
 ゆいだって同罪だからな~」

怒りの矛先をゆいに向けた朔夜の
首根っこをグイッっと引っ張った


「はいはい、ごめんごめん」


「2回言った・・・反省してないだろ~」

「うん・・・ごめん・・
 ゆい、もう家入って永遠に続きそう」


「うっうん・・・じゃ~おやすみハハハッ」


家に入ってドアを閉めても外ではまだ
朔ちゃんの声が響いていた