その表情に思わず見とれていると
急におでこに手をあてられた

「やっぱりまだ
 熱があるんじゃないか?」

カァアアアアー

一気に顔が赤くなる


「いっいいえもうすっかり
 熱は下がりました」


てか・・これは相馬さんの
せいで上がったっていうか

うぅぅ・・はずかしいよ

「ほんとに?」


相馬はゆいを覗き込むようにみた


「はい///」

「じゃーたくさん
 食べてもらわないとね
 僕の隣の席に座って
 さっきの約束守ってもらうよ」

そう言って屈託のない顔で笑った

「なんだよぉー
 にいさんいつの間にそんなに
 仲良くなったんだよ」

興味がなさそうに鏡夜がいうと
今度は朔夜がムッとして言う


「そうだよいつの間に」


「あらあら、女性はもう一人
 いるのになぁ~」

「とびっきりの美人が」

「あーやだやだ
 馬鹿息子達には見えないのねー」


三人同時に弥生を見て顔をしかめる


「俺、おばちゃんならみえる」

その言葉に一瞬で弥生さんの
頭に角が生えた・・・


「・・・さく・・」


凄い形相で朔夜を睨みつける


「おい朔・・
 早く誤れって・・・」


「ははっ
 弥生さんが一番
 美しい・・ホントです
 ハハハッ」

「もう遅いわよ朔ちゃん
 おたまでぶってやる」

弥生さんがおたまを
ブンブン振り回しながら
朔夜さんを追いかけだした