どうしてなのか
理由は分かっていた。


でも、
認めてしまうと想いを抑えきれなくて
彼女にぶつけてしまいそうで
俺から離れて行きそうで…


怖かった。



俺はただの臆病者なんだ。





だから気付かないふりをした。