「ここからは平気か?」


「はい!ありがとうございました」



彼女は頭を下げると帰って行った。


後ろ姿を見送って面白い奴だなと思いつつ
俺自身も歩き出した。





それから数日。



俺はふと気が付くと彼女の事を考えるようになっていた。

絡まれていないか…元気にしてるのか…

毎日のように頭の片隅で考えている。




まさか…


「…なわけないよな」



浮かんだ考えを打ち消した。