私は怒っていた     
辰鈴というのは私の友人であり、仕事の上司である

《しんりん》という名のごとく、可憐なもようし、育ちの良さがうかがえる性格
イメージカラーはブルー

と 言った感じのお嬢さま

が さっきからネチネチ私に説教たれているのだ!!

兄貴にもだが私はかなりムカついていた

なんとなく、今日は大事な仕事があった気がするが………

そのことで、怒られている気がするが


それでも私はムカついていた

            
自分で異常だとわかるくらいに………。                  
少し冷静になってきたころ
私はあることに気が付いた
闘技場であの絶叫司会が兄貴のことを“チャンピヨン”とよんでなかっただろうか?


まさか辰鈴…あの闘技場を買いとったとか?


辰鈴ならやりかねない

豪快サンからなぁ……



私は自分のことを棚に上げてそう思った………。