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「やっと認めてくれたのはいいんだけど、結局ナツキ、まだおれに好きだってちゃんと言えてないよな」
「なっ、またその話!?
もういいじゃん、こうして無事だったんだし」
「それとこれとは別だろ」
薄暗くなった通学路を、ハヤトと手を握りあいながら歩く。
見慣れた景色のはずなのに、いつもよりも輝いて見えるのは気のせいだろうか。
「てか、ナツキ、実は自分が結構前からおれのこと好きだったって気づいてた?」
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