「呼び出されて……告白されて……チョコ渡された…みたいな?」



うつむきながら言う高野。


顔が少し赤くなってるのがなんだか気にくわない。



「……で?で!?OKしたの!?」


「してません。」


「えぇ?なんでよ。」



「俺にはちゃんと好きな人いるんで。」


「へーぇ?」


高野の好きな人ねぇ……気になる!


そして誰か訊こうとしたとき、さきに高野が口を開いた。





「先輩こそ最近失恋したって本当ですか?」