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「高野ぉ〜!」



男バスの練習試合が終わり、時刻は5時をまわっていた。


うっすらと空が闇に染まってきている。



そして、私は帰り途中の高野のところへ走っていった。




「先輩……」


「お疲れーっ」



結局、あの試合は負けてしまった。


でも、そのあとにやった試合ではなん試合か勝つことができたんだ。



「高野すごかったね!上手くてビックリしちゃったよ〜。」


「まだまだですよ。」


はぁ、とため息をついた高野。


「でも試合出してもらえてよかったじゃん!」


そう言うと、


「そうですね。」


ふっと気持ちのいい笑顔を見せた。