鬼芦の手下達が林太郎の周りに動き、その腿を両側から踏みつけ、動けなくしてから林太郎の腕を取り、俯せに押さえつけた。

 林太郎はもう蹴ることも出来なくなった。
 林太郎は、観念したように首を上げて言った。
「・・・わかった!何でもするよ。言うこときく。だから乱暴しないで!」

 林太郎の前にしゃがんだ鬼芦が右手の人差し指を動かした。
「ちっちっち。俺たちが二,三回廻ったらそうしてやるぜ。お前は可愛い顔して結構、危険だからな。徹底的に俺たちの所有物だってことを分からせてからだ。・・・これからずっとな。おい、デジタルビデオの用意は良いか!」
「準備OK!『アイドルりん(、、)ちゃん、調教中』!アクション!」
 一人がカメラを載せた三脚を固定して、戯けるように言った。スイッチを入れた。

 林太郎のサッカーパンツが脛まで下ろされた。厚いソックスに引っ掛かり、足の自由は完全に無くなった。黒いナイロン製のビキニパンツが見えた。男なのに骨盤が大きく、女のようなふっくらした尻だ。筋肉と皮下脂肪のため腿もむっちりとしている。

「ひえ~色っぽいぜ。やっぱりお前は女として俺たちに奉仕しなきゃ」
 汗で濡れた下着に男の手が掛かった。