「ママ、ご馳走様でした」
「いいえ、どういたしまして」
私たちが食事をとっている間に、紅茶だけを飲んでいたお客様は出て行って、店内には三人のみ。
「本当に、ママってお茶の葉のセンスだけじゃなくて料理の腕もピカイチなんですね」
「あら、そう?」
智さんの褒め言葉に、マスターはまんざらでもなさそうな笑みを浮かべる。
……男としてみたら、そこそこ綺麗な顔ではあるのだけれど、この人。
なにせ、仕草と喋り言葉が女性なので、ものすごいアンバランスなものを感じる。
「ええ、とても。
お近づきになれて嬉しいです」
智さんは何故か、その美しい顔に満面の笑みを浮かべている――。
っていうか、その美しい瞳がハートマークになっているように見えるのは、私の気のせい……ですよね?
「いいえ、どういたしまして」
私たちが食事をとっている間に、紅茶だけを飲んでいたお客様は出て行って、店内には三人のみ。
「本当に、ママってお茶の葉のセンスだけじゃなくて料理の腕もピカイチなんですね」
「あら、そう?」
智さんの褒め言葉に、マスターはまんざらでもなさそうな笑みを浮かべる。
……男としてみたら、そこそこ綺麗な顔ではあるのだけれど、この人。
なにせ、仕草と喋り言葉が女性なので、ものすごいアンバランスなものを感じる。
「ええ、とても。
お近づきになれて嬉しいです」
智さんは何故か、その美しい顔に満面の笑みを浮かべている――。
っていうか、その美しい瞳がハートマークになっているように見えるのは、私の気のせい……ですよね?