セカイがオレンジの朝焼けから抜け出す間際に俺は家を飛び出した。




体内から生暖かい息を散らして足を進めた場所は、俺が通う学校だった。


通っていたの方が、この場合妥当なのかもしれない。



簡単にいうと、不登校ということ。




でも、何故この場所に来たのかと訪ねられても断言できる理由は見つけられないだろう。



理由なんて後からでも良かった。
俺は、いつも感覚で動いていたんだ。





俺自身、俺の何を信じれるのか?と問われたら、迷わず感覚というだろう。
だが、メリットばかりではない。むしろ、デメリットの方が多いと思う。



でも、信じたい。信じてやりたいんだ、俺自身の心には素直でありたい。
そう、いつも願っているんだ。