暗闇が少しずつ明るくなっていく





さくらに車から降りようと言った





俺はさくらの右手を握りゆっくり歩いた





夜の暗闇がだんだんと朝陽に照され、光と暖かさを得るように





さくらの落ち込んだ心が少しずつでも晴れるといいなと願いながらさくらの手をギュッと握った





朝陽が昇り、キラキラと目の前の海が輝いている
誰もいない砂浜を二人で歩いたこと
さくらに告白したこと
俺にとって忘れられない大切な日になった