時間はかなり経ってるけど不思議と眠くなかった





ずっと話してる訳でもなく車に流れる音楽を聴きながら私は色んなことを考えていた





いつもなら沈黙が嫌で何話そうか必死に話題を作り話す私が竜二といると無理せず自然でいられる





沈黙の時間もとても穏やかで落ち着く





どれくらい走ったのかどこへ向かっているのかも分からない





暫くすると竜二が車を停めた