車に戻ると竜二が「お帰り」って温かいミルクティーを渡してくれた





「ありがとう」





ペットボトルのフタを開けて一口飲んだ





涙をいっぱい流してカラカラになっていた私の体に染み込んでいくような感じがした




美味しい……




きっと私はこのミルクティーの味を忘れない