空も暗くなり 誕生日会は終わりに近づく。 「さ、そろそろ終わりにしましょう」 お母さんが残ったケーキや クラッカーを片付けながら言った。 「……」 私はあれから一言も しゃべっていない。 ひたすらブスっと 窓の外を見つめ続ける。