「てか、
お父さん!!ちょとこっち来てっ」

私はお父さんの
腕を引っ張って
廊下まで連れ出した。


「何よあの人!
目の前でいきなり手差しだされて…
何人?どこの人?どこから来たの?
…向こうの親は婚約なんて了承してるの?
いつ決まったの?どこで知り合ったの?
あの人久しぶりって言ってたけど、私、会ったことあるの?」

私は怒りと
焦りで早口になったまま質問攻めをした。