「…良かった~。
なんだよ、お前。俺てっきり彼氏かと思ったじゃん。俺、失恋したって思ったのに…そういうことは早く言えよなー。」


玲奈を抱き締めたながら安心したせいか喋りだして止まらない。



…でもここで馬鹿なことまでいうなんて…。



「…お前が大人の男を好きだと思ったから、髪まで黒くしてピアスだって……あ…。」


まずい。


言わなきゃ良かった…。


玲奈びっくりしてるし。



……ん?


ニヤニヤしてやがる。



「~っ…忘れろ。」

…恥ずかしい。

てかかっこわりー…

「私は…どんな龍でも好きだよ。」


「え…?」


「龍、大好き!!」
な、なんだよ、こいつ。



……っ。



可愛いんだよ、馬鹿。