体育館につくと、入場の曲が演奏され、拍手で迎えられた。

緊張してしまって足がガクガクだった。

「香矢、足大丈夫か?ガタガタじゃん」

いち早く私の異常なほどの足の震えに気付いてくれたのは優斗だった。

「ダメ…やばい」

パイプ椅子に座っても足はガタガタだった。
隣は優斗なのに…

ドキドキとガタガタがやばくて死にそうだった。