顔が自分でも赤くなるのがわかる。

「香矢は何部入る?」
「へぇ!?」
「へぇ!?ってなんだよ。」
優斗は笑った。
彼は笑うとほっぺにエクボができる。

「俺はな、バスケ部入るんだぁ!ミニバスやってたから。」
「まじ?アタシもミニバスやってたんだよ」

普通に喋れた!
なんも普通のことなのに、嬉しくなった。

「まじかよ!一緒じゃん!仲良くしよーな!」
「うんっ!」

優斗の笑顔に私も自然と笑顔になった。