優斗は私の隣の席だった。
何故かドキドキする私。

「なあ、香弥?」
「ヒッ!」
「ヒッ!ってなんだよ」
優斗は笑っている。

ドキドキしている。
見たくなくても勝手に目が彼を見ている。

一目惚れ?

まさか!私に限って…あり得ない…あり得ない

否定する私。だけど否定しない私の体があった。