「ちょっと…!絢音!?なっ…なに?蒼くん…誰がこんなこと!?」




「…高梨……。わかんねぇ。朝来たらラクガキと…絢音の上履きもたぶん隠されてる」




「…何で?絢音が何で…こんな目に…?」




「俺だってわかんねぇよ…!絢音どこいった?」




「トイレ行くって…」




―――……

………




クラスのみんなが…あたしを見てた




軽蔑した冷たい目…


みんなヒソヒソ話してた




まだ入学して間もないのに…あたし誤解されたままこれから生活しなきゃいけないの?




トイレの個室に閉じこもると、涙がどっと溢れ出した。




何人かの人の声が聴こえる。あたしは泣いてるのがバレないように、慌てて口を塞いだ。




バッシャーン…――!




「キャッ……」




いきなり上から大量の冷たい水が降ってきた……