温かいキス……


優しい愛のこもったキス……




涙で
少ししょっぱかったけど




そんなのどうでもいいくらいに


ずっとキスしてたい…――




死ぬほどに

愛されて

愛されて




愛しても

愛しても


愛し足りない




もっと…愛したい……




そしてまた

愛と愛が結ばれる




“幸せ”って

こういうことなのかな






そっと唇と唇が

離れる……




「美々……目、閉じて」




「…うん」




言われるがまま、目を閉じた。




ケンに抱きしめられているのは、わかった…




首元に何か感触が…




「ん…目開けていーよ」




パチっと目を開け、自分の胸元を見ると、綺麗なキラキラしたシルバーのネックレスがかかっていた。




「本当は、これ…昨日渡したかったんだ…」




嬉し過ぎて

言葉が出て来ない




涙で前が見えないよ……