「お土産…今日は買うの禁止なのに、買っただろー?」




バ・バレてた…




やっぱりこれか……だからクラス委員ってマジメでイヤ!!




「先生にバレたら没収だぞ?」




「黙ってて?お願いします…有坂様~」




「どーしよっかなぁ~」




「なんか、楽しそうだね…」




コ・コイツ…実は性格悪い?




「俺の言う事、聞いてくれる?」




弱味につけ込むなんて…汚い




「何?言ってみて?」




…………―――?!




一瞬、何が起きたのか、わからなかった。




目の前には、有坂くんの顔、唇が…触れてる…




何で……キスなんか……?!




「…や、やめてっ!」




あたしは有坂くんの身体を、思い切り突き飛ばした。




「………好きなんだ…高梨のこと……」