「言い訳ぐらいしてよ…」




瑠奈は、俺に呆れて鼻で笑った。




「いつか…振り向いてくれるかもって思ってた…あたしが諦めなかったら…」




俺は、瑠奈の目を見ることが出来ない。




「俺は最低なヤツや…」




「ずるいよ…自分で言うのは…。憎めないじゃん…」




「……憎んでええよ」




「もぉいいよ…。帰る…バイバイ…」




瑠奈は、カバンを取り、俺の家から出て行った。