「どした…?絢音…」




生まれた時から一緒だった




隣でいつも

笑って…泣いて…




離れる日が来るなんて

夢にも思ってなかった




来年の夏祭りは

もう一緒にいけない




1ヶ月後には…もう

蒼はいない




あたしたちには




時間がない……―――








「蒼……あたしの全部……あげる…」








自分でも何を言ってるのかわからなかった。だけど想いが溢れ出して止められなくて、どうなってもいいって思った。




「…絢音……」




離れる前に




「あたしを…愛して…――」




あたしの心も

あたしの身体も




全て

蒼のモノにして……―――